環境省と福島県は、ふくしまグリーン復興に関する取組の基本的な方向性を「ふくしまグリーン復興構想」を策定したと発表した。同省は、平成30年８月に、福島復興の新たなステージに向けた支援方針「福島再生・未来志向プロジェクト」の一つとして、同県内の自然資源活用による復興「ふくしまグリーン復興」の取り組みを進めている。同構想は、両者が共同で、ふくしまグリーン復興に関する取組みの基本的な方向性を示したもの。内容は、「まもり、みがき、未来へつなぐ。至福のふくしま」をコンセプトに、1) 福島県の優れた自然環境を代表する国立公園・国定公園の魅力向上、2)環境変化を踏まえた県立自然公園の見直し（只見柳津県立自然公園の国定公園編入に向けた調査、検討）、3)国立公園・国定公園を中心に福島県内を広く周遊する仕組みづくり、となっている。構想を推進することにより、自然環境の保全と調和を図りながら適正な利用を促進し、交流人口の拡大を図り、福島県全体の復興に寄与することを目指すという。