環境省は、「環境サステナブル企業」についての評価軸と評価の視点を公表した。この取組は、環境サステナブル企業評価検討会」において、環境要素を経営に統合する企業の情報開示と投資家による開示情報を用いた企業価値評価の実務を促進するため、「『環境サステナブル企業』についての評価軸と評価の視点」を取りまとめたもの。ESG投資への機運が高まる中で、より実務的･実践的に環境を中心としたESG投資の考え方を広める取組として、1)「環境情報を企業価値評価に活用するための考え方に関する報告書」の公表（2019年5月）、2)「『環境サステナブル企業』についての評価軸と評価の視点」の取りまとめ（2018年度）、3)「TCFDコンソーシアム」の設立（2019年5月）、など行っている。今回の取りまとめが、こうした官民挙げての取組の一助となることを期待しているという。また、同省では、今回の取りまとめを活用して、環境関連の重要な機会とリスクを企業価値向上に向け経営戦略に取り込んでいる「環境サステナブル企業」を表彰する制度を新設する予定という。