環境省、鹿児島県の死亡野鳥から鳥インフルエンザウイルス検出
発表日:2020.01.22
環境省は、鹿児島県で回収された死亡野鳥における鳥インフルエンザ検査状況等を公表した。これは、令和2年1月18日に鹿児島県出水市から回収されたヒドリガモ1羽の死亡個体を、同年1月22日に(国研)国立環境研究所が遺伝子検査を実施したところ、A型インフルエンザウイルス遺伝子陽性と判明したことを受けたもの。同省では、「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、同年1月22日に、発生地周辺10km圏内を「野鳥監視重点区域」に指定し、監視を強化した。今後、鹿児島大学において、高病原性鳥インフルエンザウイルスの確定検査を実施するが、検査結果判明まで1週間程度かかる見込み。高病原性鳥インフルエンザウイルスが確定した場合には、環境省が野鳥緊急調査チームを派遣する予定。なお、全国での対応レベルは、すでに「対応レベル2」として監視を強化しており、引き続き監視を強化するという。