凸版印刷など、横断幕のマテリアルリサイクルを実現
発表日:2020.08.21
凸版印刷(株)は、競技会やイベントに使用される横断幕などの生地(以下「装飾用シート」)のマテリアルリサイクルを一貫して行うと発表した。この装飾用シートは、同社とアメリカ合衆国ミシガン州に本拠を置くDOW(ダウ・ケミカル)が共同開発したもの。DOWのポリオレフィン樹脂が有する光学適性などを活かした会場装飾を可能とし、従来のターポリン製品と比較してプラスチック樹脂の含有量を従来品の半分以下に抑え、単一素材化に接近することでリサイクル、あるいは焼却処分を可能とした。装飾用シートの生産、印刷・加工はもとより、使用会場における回収、粉砕処理、再生ペレット化、木粉等との混合、ウッドプラスチック複合材製のベンチや、再生プラスチック製の記念品などへのアップサイクル・販売までのスキームを想定しつつ、2020年8月21日より販売を開始する。今回の共同開発によって得られた技術により、さまざまなフィルム製品・成型品開発を推進するとともに、2025年度に関連受注を含め20億円の売り上げを目指すという。
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