鹿島建設(株)は、北海道河東郡鹿追町においてスマートシティ形成に関する取組(以下「地域スマートソサエティ構想」)を開始すると発表した。同社は、デジタル化に向けた国際的な競争の激化を念頭に置き、先進的技術をまちづくりに活かす国土交通省の施策「スマートシティ」の先行モデルプロジェクトに参画しており、東京都大田区の課題解決に資する情報インフラや、最先端モビリティ・ロボット・AI技術の導入などを推進している。今回、「地域スマートソサエティ構想」の実現に向けて、2020年10月1日に鹿追町と連携協定を締結した。同町のバイオガスプラント等施設を中心に据えて、1)地域エネルギーの有効活用、2)エネルギー・IoTを活用した公共施設経営、3)地域の防災・減災やBCP対策、4)公共交通や町民コミュニケーションの向上を図る地域のスマート化、5)地域産業振興の5つを検討テーマとして設定し、公民連携で地域の活性化、住民サービスの向上を目指す。家畜糞尿由来バイオガスは、水素サプライチェーンの構築に向けた実証にも活用されている。