山梨県は、「山梨県太陽光発電施設の適正な設置及び維持管理に関する条例（仮称）」（素案）に対する県民意見（パブリックコメント）の募集を行った結果を公表した。同県は、2021年4月に太陽光発電事業の実施による自然環境、生活環境及び景観その他の良好な地域環境に及ぼす影響に鑑み、「山梨県太陽光発電施設の適正な設置及び維持管理に関する条例（仮称）」（素案）を取りまとめていた。令和3年4月2日から令和3年4月15日まで県民意見の募集を行ったところ、58名（196件）の意見・提言があった。県は、これらの県民意見について、「県民意見提出制度による提出意見とそれに対する県の考え方」としてとりまとめ公表している。例えば、「地球温暖化防止と自然環境および生態系の維持のために最も貴重な森林資源を守るという強い意志が感じられない」との意見に対し、条例に意見を反映させて加筆を加えるなどの対応方針を示している。23件の修正加筆意見反映、70件の実施段階検討を行い、同条例は令和4年1月に施行予定という。