大阪府は、「空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験」に対する補助金の交付を決定した。同補助金は、大阪での空飛ぶクルマを活用したビジネスの実現に向け、大阪の飛行環境の検証や、運用面での課題などを検証する実証実験であり、その必要な経費の一部を助成するもの（上限500万円、補助率1/2）。運航ルートの離発着ポイントの少なくとも一方が大阪府内にあることが要件となっている。今回、事業計画を公募したところ7件の提案があり、審査の結果、「大阪市内中心部における空飛ぶクルマの離着陸場利活用に向けた可能性調査（ANAホールディングス(株))」、「大阪港ベイエリアにおける、空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査（(株)SkyDrive)」、「顧客期待などの社会受容性の向上／運用性の検証／機体輸送性の調査（日本航空(株))」、「大阪ベイエリアにおける衝突回避技術を活用した空飛ぶクルマの自動管制実証（(株)FaroSta)」、「エアモビリティ総合運航管理プラットフォーム事業（三井物産(株))」の5件の採択を決定した。