福岡県、令和3年版環境白書を発行
発表日:2021.12.15
福岡県は、令和3年度版環境白書を発行したと発表した。同県では、同県の環境の現状、環境保全のために講じた施策、今後の取組の方向性などについて広く公表するため、毎年、「環境白書」を刊行している。令和3年版の環境白書の構成は、平成30年3月に策定した福岡県環境総合ビジョン(第四次福岡県環境総合基本計画)の脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会の推進ほかの7つの分野に沿って構成されており、巻頭では、白書全体の概要版として「福岡県の環境の現状と取組のあらまし」を掲載している。令和3年版の特徴は、令和2年及び3年の重要施策から環境関連の施策をピックアップし、「福岡県の取組」として掲載するほか、家庭における省エネ・省資源の取組促進、プラスチック資源循環促進、希少野生動植物種の指定と保護回復の取組、ワンヘルスの推進など、これらの取組と関連するSDGsのゴールとの相関図を掲載し、分かりやすい解説となるよう工夫を凝らす。市町村が取り組む魅力的な施策を活用できるように、4圏域ごとに各圏域を代表する独創的又は先進的な取組を「市町村の取組」として掲載している。同県では、県民情報センター・地区県民情報コーナー、県内公立図書館に配架するほか、市町村、高等学校等に配布し、同県のホームページで全文を公開するという。