ヤフー株式会社（以下「ヤフー」）が提供する地図アプリ「Yahoo! MAP」は、「EV充電スポットマップ」機能の提供を開始した。この機能は2022年4月27日から提供されており、同アプリ（iOS版、Android版）を最新版にアップデートすることで利用できる。同社の親会社であるZホールディングス株式会社は「2030カーボンニュートラル宣言」を発表し、グループ全体の事業活動でのGHG排出量を2030年度までに実質ゼロとする目標を掲げている。同社については、他のグループ企業に先駆けて、2023年度までに再エネ100％を達成し、カーボンネガティブや環境価値の創出に向けたさらなる取組の推進が期待されている。同社は、EV普及に向けた施策の後押しや、既にガソリンスタンド数の約6割に匹敵するとされる充電スポットが整備されていることを踏まえつつ、EVユーザーの充電ニーズを細かく分析している。EV用充電器には車種や目的に応じた複数の充電タイプ（急速、200V/100V等）があり、EVユーザーはそれを事前に把握する必要がある。また、充電スポットの仕様やサービス・受け入れ条件なども気になる情報のひとつである。「EV充電スポットマップ」は、全国2万カ所（同社調べ）におよぶEV充電器を備えた施設の場所、充電料金はもとより、充電タイプもマップ上で視認することができる。また、充電スポットごとに、充電中に必要となる駐車料金、事前連絡の必要の有無なども調べることができる。今回、ヤフーが提供するカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」でも、EV充電スポットの場所や料金などの情報を確認できるようになった。さまざまなデバイスで、「充電したいけど、自分の車種に合った充電器がどこにあるかわからない」「充電器の場所はわかったが、実際行ってみると事前連絡が必要で使えなかった」といった課題が解決できる、と訴求している。