環境省は、公害健康被害補償不服審査会会長の選任を発表した。公害健康被害補償不服審査会は、公害健康被害の補償等に関する法律に基づき都道府県知事及等が行った処分について、不服がある者が行う審査請求に係る審査及び裁決を行う機関であり、公害健康被害の補償等に関する法律第111条に基づき、国家行政組織法第8条に位置づけられる審査機関として設置される。同審査会の委員は6人で構成され、衆参両院の同意を得て環境大臣が任命する。同審査会では、公害健康被害の補償等に関する法律に基づき、都道府県知事が行った公害病の認定又は補償給付の支給に関する処分に不服がある者が行う審査請求に係る審査及び裁決、石綿による健康被害の救済に関する法律に基づき、独立行政法人環境再生保全機構が行った認定又は救済給付の支給に関する処分に不服がある者が行う審査請求に係る審査及び裁決等を行うとしている。今回、12月3日付けの人事により委員の交替のため、令和4年12月5日に公害健康被害の補償等に関する法律第118条第1項の規定に基づき、委員の互選により会長の選任を行い、山﨑まさよ委員が会長に選任されたという。