合併処理浄化槽への転換必要!令和3年度「浄化槽」設置状況等
発表日:2023.03.17
環境省は、令和3年度における浄化槽の設置状況等を公表した。これによると、浄化槽の全国の設置基数(合併処理と単独処理の合計)は約752万基であり、その内訳は、し尿と生活雑排水を合わせて処理する「合併処理浄化槽」が約395万基、し尿のみを処理する「単独処理浄化槽」が約356万基であった。また、令和3年度に新たに設置された合併処理浄化槽の設置基数は約10万基で、そのうち高度処理型浄化槽の新規設置基数は約8万基(78.5%)を占めた。浄化槽管理者は浄化槽の使用開始後3か月を経過した日から5か月以内に、浄化槽の設置工事の適否及び浄化槽の機能状況を早い時期に確認するために、浄化槽の設置後等の水質検査(7条検査)を受検することになっており、令和3年度における7条検査受検率は94.9%(令和2年度比1.9ポイント減)となり、近年は90%程度の水準をほぼ横ばいで推移しており、受検率向上に向けた取組が必要。単独処理浄化槽(令和3年度末時点)の設置基数は約356万基であり、これらのうち、設置からの経過年数が30年を超過したものについては、破損や漏水等が懸念されることから、より一層、合併処理浄化槽への転換を推進する必要があるという。
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