都心の新インフラ!バイク型電動モビリティ✕非接触充電システム
発表日:2025.03.07
東京都は、二輪車の非ガソリン化に向けた先駆的取組「e-モビリティ等利活用促進事業」の一環として、「特定小型原動機付自転車」の導入を促進すると発表した。──東京都は「ゼロエミッション東京」の実現に向けて、2035年までに都内で新車販売される二輪車の100%非ガソリン化を目指している。今回、都は、モビリティシェアシステムの提供を主力事業とするOpenStreet(本社:東京都港区)の既存サービスを支援する形で、「ゼロエミッション東京」の実現を図る。OpenStreetのサービスは、非接触充電システムを活用するもの。非接触充電システムとは、充電ステーションに取り付けた送電側コネクタ(送電用コイル)に電流を流すことで磁界を発生させ、車両に取り付けた受電側コネクタ(受電用コイル)がその磁界を受け取ることで電力を伝達する電磁誘導の原理を利用したシステムである。電気的接点が露出していない完全防水仕様のため、雨天時等においても屋外で安全に充電を行うことができる。──今年度は特定小型原動機付自転車(glafit社製、NFR-01sh)を30台導入し、非接触充電対応ステーションを28か所整備する予定となっているが、令和7年度末までにそれらを順次拡大していくという(計画:1,200台・300か所)。新たなインフラとして人々の目に留まる機会が増えるだろう。