NEDO、万博会場でDAC~合成メタンの連続供給FSを始動
発表日:2025.04.08
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、「ムーンショット型研究開発事業(2020~2029年度)」に参画する、地球環境産業技術研究機構(RITE)、九州大学、名古屋大学が、大阪・関西万博で大気中の二酸化炭素(CO2)を直接回収する「Direct Air Capture(DAC)」の実証試験を行うと発表した。──実証試験は、万博会場の「カーボンリサイクルファクトリー」で行われる。RITEのDAC実証機は大気中から1日あたり300~500kgのCO2を回収する。回収したCO2の一部は、同敷地内のメタネーション設備に直接供給され、e-メタンとして合成される。この合成メタンは会場内の迎賓館厨房などに都市ガスとして供給・利用される。DACで回収したCO2がその場で都市ガスとして変換・実利用される事例は世界初となる。
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