環境省、福島県内の河川(降雨後増水時)における放射性物質濃度の測定結果(速報)を公表
発表日:2011.08.01
環境省は、福島県内の河川(降雨後増水時)における放射性物質濃度の測定結果(速報)を公表した。同省では、東日本大震災を受け、被災地の公共用水域について緊急的に有害物質の水質モニタリング調査を実施しており、福島県内の河川については、水質と底質の放射性物質濃度もあわせて測定している。今回、平成23年7月1日に実施した、降雨後に増水した河川での測定結果を公表した(通常時河川での測定は5月に実施、6月に公表済)。それによると、河川の水質については、放射性ヨウ素が全29地点で不検出であったが、放射性セシウムは、阿武隈川の大正橋(伊達市)(Cs-134:15Bq/L、Cs-137:17Bq/L)で検出された(検出限界値:10Bq/L)。また、河川の底質については、放射性ヨウ素が全29地点で不検出であったが、放射性セシウムは全29地点で検出され、測定値は、Cs-134が49~12,000Bq/kg(乾泥)、Cs-137が53~14,000Bq/kg(乾泥)の幅があった(検出限界値:30Bq/L)。同省では今後、福島第一原子力発電所の概ね100km圏内を目安に、関係機関と調整を行い、継続的に河川・湖沼等の放射性物質の水質、底質等を測定するという。
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