JFE環境(株)、溶融亜鉛メッキ工場の廃酸に含まれる亜鉛のリサイクル技術を確立
発表日:2011.11.17
JFEエンジニアリング(株)の子会社であるJFE環境(株)は、溶融亜鉛メッキ工場の廃酸に含まれる亜鉛の90%以上を回収し、リサイクルする技術を確立したと発表した。現在、溶融亜鉛メッキ工場から排出される廃酸(含:亜鉛5~15%、鉄5~10%、主として塩酸ベース)は、その中に含まれる鉄と亜鉛を分離することが困難だったため、無害化処理を行った後、埋立てなどで処分されている。今回、同社は、廃酸を一定条件下で酸化させることで、亜鉛と鉄を安価かつ効率的に分離させることに成功した。なお、同技術で回収された亜鉛は、亜鉛鉱石の代替物として、精錬メーカーに販売され、リサイクルされるという。なお、同技術の確立により、同社は、2012年4月を目処に亜鉛リサイクル事業を開始する予定。
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