環境省、東日本大震災の被災地におけるアスベスト飛散事例を公表
発表日:2012.01.10
環境省は、東日本大震災の被災地で平成23年10月中旬から実施しているアスベスト大気濃度調査(第3次モニタリング)の調査地点のうち、宮城県石巻市内のアスベスト除去工事現場で、アスベストの飛散が確認されたと発表した。今回、当該アスベスト除去工事の施工前に注意喚起と併せて現場の確認を行い、養生の不備を指摘し改善させていたことから、アスベストの飛散は、集じん・排気装置の不具合により発生したものと推定されるという。なお、現場の排気口では、アスベスト繊維が、合計25本/リットル検出されたが、敷地境界のアスベスト濃度等は通常の一般大気濃度とほぼ変わらなかったことから、周辺環境への影響はなかったとしている。また、アスベストの飛散が確認されたことで、集じん・排気装置のさらなる保守点検の徹底等が必要であるとしている。
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