環境省と文部科学省、旧緊急時避難準備区域の復旧を支援するための放射線モニタリングアクションプランの測定結果を公表
発表日:2012.03.19
環境省と文部科学省は、旧緊急時避難準備区域(南相馬市、田村市、川内村、広野町、楢葉町)の復旧を支援するための放射線モニタリングアクションプランの測定結果を公表した。これは、内閣府原子力被災者生活支援チーム、文部科学省及び環境省が、平成23年9月30日に緊急時避難準備区域の指定が解除された上記5市町村(旧緊急時避難準備区域)の復旧を支援するため、放射線モニタリングアクションプラン(平成23年10月3日公表)に基づきモニタリングを実施してきたもの。今回、平成24年1月に実施した河川・水源地のモニタリングの測定結果を公表した。それによると、放射性ヨウ素については、水質・底質とも、全地点で不検出であった。放射性セシウムについては、水質で不検出であったが、底質で検出された地点があった。さらに、水質・底質採取地点近傍の周辺環境を確認するため、河川敷等の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率の測定を実施したところ、土壌で放射性セシウムが検出され、空間線量率は0.18~4.90µSv/hを測定した。