環境省と文部科学省、旧緊急時避難準備区域の復旧を支援するための放射線モニタリングアクションプランの測定結果を公表
発表日:2012.02.17
環境省と文部科学省は、旧緊急時避難準備区域(南相馬市、田村市、川内村、広野町、楢葉町)の復旧を支援するための放射線モニタリングアクションプランの測定結果を公表した。これは、内閣府原子力被災者生活支援チーム、文部科学省及び環境省が、平成23年9月30日に緊急時避難準備区域の指定が解除された上記5市町村(旧緊急時避難準備区域)の復旧を支援するため、10月3日に放射線モニタリングアクションプランを取りまとめ、9月よりモニタリングを実施してきたもの。今回、10月~12月に実施した、飲用の井戸水等地下水のモニタリングにおける南相馬市の一部及び川内村の測定結果及び11月に実施した河川・水源地のモニタリングの測定結果を公表した。それによると、地下水のモニタリングでは、放射性ヨウ素・放射性セシウムともに、全地点で不検出であった。また、河川・水源地のモニタリングでは、放射性ヨウ素については、水質・底質・周辺環境とも、全地点で不検出であった。放射性セシウムについては、水質・底質・周辺環境とも検出された地点があった。さらに、空間線量は、0.19~10.11µSv/hを測定した。両省では、南相馬市、川内村等の関係機関に今回公表した測定結果を報告するとともに、市町村を通じて井戸所有者にも結果を報告している。また、残りの箇所における飲用の井戸水等地下水についても、引き続きモニタリングを進めていくという。
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