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 アメリカ海洋大気庁、化学物質放出事故への緊急対応用ソフトウェアを更新

発表日:2013.04.03


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、ダウ・ケミカル社の専門家等と協力して、無料のソフトウェア「有害化学反応性一覧表」を更新したと発表した。これは、5200種の化学物質が混合された場合の反応や、その時に生じる有害物質等の危険性に関する情報が検索できようにしたもの。利用者は、実験室や倉庫や輸送中に起きるかもしれない、偶発的な化学物質混合による事故を仮想的に作り出し、爆発や火災の危険性を予測できる。今回の改訂はNOAAとダウ・ケミカル社の2年間の共同作業の成果で、化学反応のグループ数と説明を強化、また発生する可能性がある有毒ガスへの警告や、流出した化学物質に適した一般的な吸収材の情報も加えられた。化学産業に従事する労働者や、特に事故処理に当たる人々への安全に貢献するものになったという。NOAAは、アメリカ環境保護庁(EPA)と協力して、実効性のある緊急対応や有害物質除去のためのツールとなる一連のソフトウェアを作成しているが、今回の更新もその一環であるという。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | NOAA | 有害物質 | アメリカ海洋大気庁 | ソフトウェア | 化学反応 | ダウ・ケミカル社
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