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 ドイツ連邦環境省、カールスルーエ市の地域熱供給プロジェクトに補助

発表日:2008.07.30


  ドイツ連邦環境省は、カールスルーエ市(バーデン・ヴュルテンブルク州)が地元企業のオーバーハイム鉱物油精製所(MiRO)と連携して行う地域熱供給プロジェクトに、環境イノベーションプログラムから500万ユーロを補助すると発表した。このプロジェクトは新型のプレート式熱交換器により、鉱物油精製過程で生じた廃熱を市の地域熱供給に活用するもの。これまでカールスルーエ市は、石炭や天然ガスなどの化石燃料を使用し、コージェネレーションシステムで得た熱を供給していた。原油価格が高騰している現在、今回のプロジェクトのような効率的な熱供給がもたらす利益は大きい。特に、MiROのプロジェクトでは、これまで利用不可能だった低温の廃熱が、新たな熱変換技術の導入で利用できるようになり、約2万世帯分の熱供給が可能になった。現在の計画の第一段階だけでも6万5000トンのCO2を削減できる見通しで、大気汚染の減少にもつながると期待されている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 地球環境 大気環境
キーワード ドイツ連邦環境省 | BMU | 熱供給 | 廃熱 | 熱交換器
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