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 フランス環境大臣、内分泌かく乱物質に対する国家戦略を決定

発表日:2014.04.29


  フランスのセゴレーヌ・ロワイヤル環境・持続可能な開発・エネルギー大臣は、国家エコロジカル・トランジション諮問委員会で、内分泌かく乱物質の国家戦略の内容を公表した。この戦略は、1)研究の支援(研究資金の助成や官民プラットフォーム設置)、2)イノベーション推進(安全な代替品等)、3)知見の強化(内分泌かく乱性が疑われる物質の分析)、4)欧州レベルでの取組の推進、5)国民への情報提供、の5つを柱としている。またこれに関し、大臣は次の3つの決定を公表した。a)ビスフェノールA(BPA)を用いた感熱紙レシート等の廃止。代替物質への切り替えをEUに提案するとともに、国内でも小売店や銀行等に、レシート類のBPAの自主的廃止を要請。b)玩具におけるフタレートの規制とBPAの代替物質への切り替え加速。c)内分泌かく乱性が疑われる5物質、メチルパラベン(化粧品等に使用)、オルトホウ酸化合物(玩具や接着剤、潤滑油)、BHA(化粧品、医薬品)、DINCH・DEHTP(玩具等消費者製品のプラスチック)を2014年に評価。

情報源 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
分野 健康・化学物質
キーワード 戦略 | フタレート | ビスフェノールA | 代替物質 | 内分泌かく乱物質 | BPA | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
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