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 アメリカエネルギー省、新たな強化地熱システム研究施設の初期段階構築に3100万ドルを拠出

発表日:2014.07.17


  アメリカエネルギー省は、利用可能なすべての資源を使うとするオバマ政権のエネルギー戦略の一環として、強化地熱システム(EGS)の最先端研究施設(FORGE)の初期段階構築に最高で3100万ドルを投入すると発表した。EGSは地下に造る人工地熱貯留層で、高温の岩石が存在するが熱を運ぶ流路が限られている場合に、岩石中で流路を広げ結合させて流体の循環と地表への熱運搬を可能にし、発電する。これにより長期的には、約100ギガワットの電力(1億世帯分の電気量に相当)を、炭素を排出しないベースロード・エネルギー資源として様々な地域で利用可能になるという。FORGE事業は3段階から成り、第1段階では選抜チームが1年間に200万ドルの資金で用地の適性分析と計画立案を、第2段階では最高2900万ドルで候補地の機器装備・特性評価・認可を行う。第3段階は候補一つに絞りFORGEの完全実施を支援する。共同の研究戦略の下、様々な参加団体によるEGS展開・最適化・コスト低減等の開発を目指すという。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 環境総合
キーワード アメリカエネルギー省 | DOE | 地熱発電 | 地熱 | EGS
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