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 イギリス、北スコットランドに世界最大の潮流発電設備群の建設を計画

発表日:2014.08.21


  イギリス政府は、北スコットランドに世界最大の潮流発電設備群(タイダルアレイ)を建設する計画を発表した。イギリス政府はこの建設事業に1000万ポンドを助成する。地理的条件のよいイギリスには、ヨーロッパの潮流エネルギー資源の約50%が集中しており、波力・潮流発電でイギリスの電力需要の20%を賄える可能性があるという。イギリスで2020年までに廃止予定の石炭およびガス火力発電所の5分の1が、再生可能エネルギーで置き換えられるものと期待されている。イギリスのエド・デイビー・エネルギー・気候変動大臣は、「この事業はスコットランドとイギリスが海洋技術の分野で世界をリードする革新的なもので、雇用、エネルギー安全保障、世界への技術輸出の可能性という点で大きな前進である」としている。設備群が完成すると17万5000世帯分の電力を供給できるうえ、最大100人の雇用創出につながるという。また、この事業はイギリスとスコットランドが双方の長期的な利益のために緊密に連携する模範的な事例として見ることができる。

情報源 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | DECC | イギリスエネルギー・気候変動省 | 波力発電 | 潮流発電 | スコットランド
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