海外ニュース


 欧州環境局、騒音の少ない健全な音環境を守る取組を推進

発表日:2014.10.03


  欧州環境局(EEA)は、欧州市民の騒音への曝露状況を示す「欧州の騒音観測・情報サービス(NOISE)」の2014年更新版を公表した。NOISEは欧州の主要輸送路と400以上の都市での騒音曝露を示す対話型データベースである。これによると騒音曝露の最大要因は道路交通で、少なくとも6100万人が影響を受けている。空港周辺の航空機騒音からは約300万人、鉄道では約800万人に影響が及ぶ。騒音は人々のストレスを増加させ眠りを妨げるなど、健康に悪影響を及ぼす。曝露が長期間に及べば、高血圧や心蔵病など深刻な健康被害も起こしかねない。EEAは、こうした有害な騒音を減らし良好な音環境を創出した成功例を広めるため、欧州サウンドスケープ賞を実施しており、今回の新NOISEの公表と同時に、2014年の欧州サウンドスケープ賞も発表した。優勝は、都市の音環境への関心を呼び起こす音響展示物を設置したダブリン市の「音響計画と都市音設計」プロジェクト、次賞はギリシャの「静かな場所」特定方法論の提案が選ばれた。

情報源 欧州環境局(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境局(EEA)
分野 環境総合
キーワード 騒音 | EEA | 音環境 | 自動車騒音 | 健康被害 | 航空機騒音 | 鉄道騒音 | 欧州環境局
関連ニュース

関連する環境技術