気候変動政策に生物多様性を統合する取組を強化するよう、科学者・政策決定者らが呼びかけ

発表日:2014.12.05

気候変動枠組条約第20回締約国会議の開催地リマ(ペルー)で、「生物多様性と気候変動」シンポジウムが開催され、参加した科学者・政策決定者らは、生物多様性と気候変動を統合的に研究し、気候変動との関連で生物多様性の重要課題への認識を高めるよう求める宣言を発表した。これは、気候変動の下での生物多様性の現状・動向・脆弱性を評価した科学者の研究結果と提言を示したもので、気候交渉では炭素隔離や適応への回復力で生物多様性が果たす役割を考慮するよう求めている。宣言文は、1)生物多様性により、環境変化に対する生態系構造の回復力強化が可能、2)効果的で持続可能な管理には、問題の生態学・社会経済的理解と全政府レベルで一貫した政策が必要、3)解決策として可能なものは、経済利益等をもたらす地域密着型プロジェクトや、綿密に計画された自然環境回復プロジェクト、生態学的に持続可能な土地利用を促す適切なインセンティブ、等を指摘。提言と協働可能な分野を明示し、生物多様性・気候変動・社会経済要因での協働の強化と研究への支援を呼びかけた。

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