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 ドイツのグリーンテク賞、資源効率の高い断熱材を開発したフラウンホーファー研究所が受賞

発表日:2015.04.27


  世界最大の環境・ビジネス賞である「グリーンテク賞」の建築・住居部門の受賞者として、フラウンホーファー木材研究所が選ばれ、ドイツ連邦環境省のアドラー事務次官が祝意を表した。同研究所は、断熱材および包装材として用いる木質材料100%の天然フォーム材を開発した。建築分野は、持続可能な経済活動と気候保護の可能性を最も秘めた分野の一つであり、このグリーンテク賞の中でも「建築・住居」部門は特別な意味を持つという。アドラー事務次官は、この革新的開発によりエネルギー消費量が抑えられ、再生可能エネルギーの導入も促されると指摘した。また同材料はリサイクルの面でも優れており、石油ベースのフォーム材に比べ優れたエコバランスを持ち、建物のライフサイクル全体を考慮しているとし、「今後、できる限り石油ベースのフォーム材から天然フォーム材へと代替していくべきである」と述べている。グリーンテク賞はテクノロジーと環境の調和を目指し、2008年より持続可能な環境テクノロジーの分野で優れた功績を収めた企業や研究に対して贈られている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 環境総合
キーワード 建築 | 木質 | ドイツ連邦環境省 | 断熱材 | 資源効率 | BMUB | フラウンホーファー研究所 | グリーンテク賞
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