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 ドイツ連邦環境省、ヒト・バイオモニタリングに新たな評価対象物質4種を追加

発表日:2015.08.13


  ドイツ連邦環境省はドイツ化学工業会と協力して、2010年以降、人体の中の実際の化学物質の分析方法を開発し測定するヒト・バイオモニタリング・プロジェクトを行っている。プロジェクトは、人々の曝露が増加傾向にあり、人体に影響をおよぼす可能性がある50物質(群)の分析方法を、2020年までに開発しようとするもので、これまで10物質の分析方法が開発された。2015年の評価対象として、抗ふけ剤、日焼け止め剤、香料、プラスチック中の紫外線吸収剤として用いられている、クリンバゾール、オクチサレート、7-ヒドロキシシトロネラール、チヌビン328の4種類が選ばれた。この選定は、学術界、研究組織、産業界、関連官庁によって構成される専門家委員会の提言をもとにしている。新しい分析方法は、独立専門機関であるドイツ研究振興協会によって検証されたのち、第5次ドイツ健康環境調査と環境試料バンクのサンプルとして利用される。これらの最初の結果は、2018年に公表される予定である。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | ドイツ連邦環境省 | 健康影響 | バイオモニタリング | ドイツ化学工業会 | 分析方法 | BMUB
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