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 ドイツ、ヒト・バイオモニタリングに関する国際会議を開催

発表日:2016.04.18


  ドイツ連邦環境省(BMUB)と連邦環境庁(UBA)は、2016年4月17日から、第2回国際ヒト・バイオモニタリング(HBM)会議を開催している。HBMは人体内にある汚染物質や特に負荷が大きい住民グループの特定、化学物質の法的規制の効果や追加措置の必要性の確認などのため、科学的データを提供する。近年ドイツでは、従来問題となっていた鉛や水銀は減少しているが、子どもの体内で可塑剤が増え危惧されている。可塑剤の多くはプラスチックの製造で使用されるが、十分に検査されていない物質が多い。BMUBは、こうした物質は世界中で使用されていることから、予防的かつ体系的に取り組むためには国際的な協力が不可欠であり、HBMのデータの交換や国際的ネットワークの構築を進めていく必要があるとしている。会議には35か国から専門家が集まり、HBMの事例や課題を話し合い、化学物質政策にどのようにHBMを定着させるかなど、政策・戦略的観点を含めた議論が集中的に行われている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | ドイツ連邦環境庁 | UBA | ドイツ連邦環境省 | 汚染物質 | 可塑剤 | 健康影響 | HBM | ヒト・バイオモニタリング | BMUB
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