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 オランダ、デルタ地帯の気候変動対策のため国際デルタ地帯連合を起ち上げ

発表日:2016.05.10


  オランダ社会基盤・環境省(I&M)は、洪水を防ぎ、都市のデルタ地帯の気候変動への備えを強化するための「デルタ地帯国際連携(IDC)」が正式に発足したと公表した。IDCにはオランダ、バングラデシュ、エジプト、日本など12か国が参加し、ノウハウや経験、アイディアを共有する。シュルツI&M大臣は、災害の被害を未然に防止するための投資は事後対応の7倍の効果があるとし、気候変動への適応の重要性を指摘した。都市のデルタ地帯は、気候変動による水質汚染、洪水、塩類化、淡水の不足、公衆衛生への悪影響に直面する一方、土壌は肥沃で人口は増えている。2050年には6億5000万人程度が都市デルタに住むと予測されている。IDCは、1)都市デルタが直面する洪水リスクについての認識を広め、国際的な支援を要請する、2)ノウハウや経験等を共有することで被害防止の水準を高める、3)目標達成のため国内外で協力する、の3点を目標に掲げ、多くの国の参加を期待するとしている。

情報源 オランダ社会基盤・環境省(I&M) プレスリリース
国・地域 オランダ
機関 オランダ社会基盤・環境省(I&M)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | 都市 | 適応 | 洪水 | オランダ社会基盤・環境省 | I&M | デルタ地帯
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