アメリカ気象学会は、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立環境情報センターの協力の下、世界の環境データと気象状況をまとめた年次報告書「気候の現状2015年版」を発表した。それによると、2015年は長期的な地球温暖化と、少なくとも1950年以降で最大規模のエルニーニョが組み合わさり、気温が2014年の記録を上回り、少なくとも19世紀半ばから後半以降最も高温の年だったという。また、CO2、メタン、亜酸化窒素などの主要な温室効果ガス濃度が過去最高を記録し、2015年の世界の平均CO2濃度は2014年比で2.2ppm増の399.4ppmだった。世界の地表の平均気温は1981~2010年の平均を0.42℃~0.46℃超過、世界の海面の平均温度は平均を0.33℃~0.39℃超過し、いずれも2014年の記録を更新した。海面水位に関しても、2015年は世界の海面上昇の衛星による記録が開始された1993年と比べ約70mm高く、過去最高となったという。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | NOAA | 地球温暖化 | 温室効果ガス | 海面上昇 | アメリカ海洋大気庁 | エルニーニョ現象 | 気温上昇 | アメリカ気象学会 |
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