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 アメリカ海洋大気庁、沿岸の海面上昇や貧酸素化に関する科学研究に1044万ドル助成

発表日:2016.10.25


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、海面上昇、貧酸素化、有害藻類ブルームに対処する10件の新たな研究事業に5年間にわたって1044万ドル助成すると発表した。助成事業には、カリフォルニア州の沿岸低地生息地の研究や、海面上昇や高潮が沿岸景観に及ぼす影響の把握と緩和に関する研究がある。また、太平洋岸北西部では有害藻類ブルームの予測によって、採貝漁業や潮干狩り場の管理、人間の健康の管理を支援する。栄養塩が誘発する貧酸素化がメキシコ湾の漁業および自然資源に及ぼす影響を軽減する事業や、エリー湖における貧酸素化の予報を確立することで貧酸素水塊が接近した際に飲料水管理者に警報を出す事業もある。10件の事業に対する1年目の助成額は合わせて約320万ドル。NOAAの国立沿岸海洋科学センター(NCCOS)は他に39件の継続事業を支援しており、計49件の事業への2016年度の助成額は約910万ドルに上る。これらの事業は、地域社会の資源および公衆衛生の管理者が変化の影響を緩和する戦略を立てるのに役立つと期待されている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 自然環境 水・土壌環境
キーワード NOAA | 海面上昇 | 沿岸 | アメリカ海洋大気庁 | 生息地 | 有害藻類 | 貧酸素化 | ブルーム
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