OECD、韓国環境保全成果レビューでエネルギーと環境の課題を指摘

発表日:2017.03.16

経済協力開発機構(OECD)は韓国に対する「環境保全成果レビュー」を公表し、同国は気候変動緩和技術等で世界を牽引しているが、経済拡大の陰で資源・エネルギー消費や温室効果ガス排出が増加し大気汚染も悪化しており、グリーン成長改革を加速する必要があると指摘した。韓国は化石燃料への依存度が高く、温室効果ガス排出は2000~2013年に39%増加した(同期間でOECD加盟国中第2位の増加率)。エネルギー計画で石油から天然ガスへの転換を進めているが、石炭の割合は大きく変化しない見通しで、再生可能エネルギーの割合は加盟35か国中最低。2015年の一次エネルギー総供給量に占める化石燃料の割合は82%と加盟国平均を若干上回った。また、都市部への人口集中、中国から飛来するPM2.5等も課題だという。レビューはこうした状況を踏まえ、1)グリーン経済への政治関与を強化、2)気候変動公約に沿うようエネルギー計画を修正、3)再生可能エネルギー促進やエネルギー需要管理の改善に向けた取組の強化、等を提言している。

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