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 ソマリア、木炭の違法取引を根絶するため国際協力を要請

発表日:2018.05.07


  国連が支援して2018年5月7日から8日までソマリアの首都モガディシュで開催された木炭に関する国際会議で、ソマリア政府は木炭の違法取引を根絶するため国際的な協力を求めた。ソマリア産木炭の80%以上がペルシャ湾岸諸国その他の近隣諸国に輸出される。その中で違法取引が民兵、テロ集団など紛争に関わる集団の資金源となっている。大規模で無秩序な森林伐採と違法取引は、環境に破壊的影響を与え、紛争を激化させて人道上危機的な状況を招いており、2012年に国連安全保障理事会の決議とソマリア政府によって禁止されたが、2011年から2017年の間に820万本の樹木が伐採されて木炭にされた。ソマリア政府代表は、違法輸出を防止し、国民に木炭に依存しない生計手段と燃料源を提供するという約束を再確認し、国際社会と木炭輸入国に対し緊急の行動と支援を要請した。会議では、木炭の違法取引と持続不可能な生産、さらにソマリア国内での使用を防止するために、強制力のある地域政策を含む具体的ロードマップを作成する。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 自然環境 環境総合
キーワード 国連 | ロードマップ | 森林伐採 | 違法取引 | ソマリア | モガディシュ | 木炭 | ペルシャ湾 | テロ集団
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