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 世界資源研究所、森林の保護と回復のためには2030年までに行動を加速させる必要があると報告

発表日:2020.11.19


  世界資源研究所(WRI)は、2014年の国連気候サミットで採択された「森林に関するニューヨーク宣言(NYDF)」の進捗状況を報告した。NYDFは10の野心的な目標を掲げており、その中には、2020年までに森林減少を半減させ、2030年までに森林減少を止めるとともに、インドよりも広い面積の土地を回復させることが含まれている。しかし、実際には十分な成果は出ておらず、いくつかの評価によれば6年前よりも森林破壊を止められない状況になっている。Global Forest WatchのデータではNYDFが署名されて以来、熱帯原生林の年間喪失は実際には41%増加しており、森林全体での減少は55~64%増加している。国連の報告書でも進捗が不十分な状況が示されており、2000年以降の森林減少量はわずかに減少したが、2020年や2030年の目標達成には遠く及ばない状況である。一方で、最新のNYDF報告書では、森林伐採ゼロへの取り組みが増加していることを紹介し、政府、企業、市民の間に森林伐採を止めようという意欲がまだ存在していることを示している。

情報源 世界資源研究所(WRI)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 国連 | 森林減少 | 世界資源研究所 | 森林破壊 | 森林伐採 | 国連気候サミット | 森林に関するニューヨーク宣言 | 熱帯原生林 | Global Forest Watch
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