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 欧州環境庁、水の現状と将来をテーマに環境問題の報告書「シグナル2018」を発行

発表日:2018.08.30


  欧州環境庁(EEA)は、環境問題の年次報告書「シグナル」の2018年版、「水は生命」を発行した。「シグナル」は、環境・気候分野の主要テーマについて論じた報告書である。今回は、欧州の水をテーマに、水を取り巻く状況や動向、EUの施策等をまとめ、清浄で健全な河川や湖、地下水資源、海洋を守るには、水の利用方法を根本的に変える必要があると指摘している。同報告書によると、欧州では経済活動によって年間平均で約243立方キロメートルの水を消費している。水が経済活動に欠かせないだけでなく動植物にとっての故郷かつ重要な資源にもなっているなか、化学物質等による汚染や富栄養化、乱獲、過剰利用、気候変動等によって欧州の淡水・海洋の水質や水資源量が損なわれているという。同報告書は、都市の水問題やプラスチック海洋汚染問題についても詳しく検討しているほか、オランダの洪水対策及びマルタの水不足対策についても取り上げている。合わせて、国境を越えた海洋ガバナンスの必要性とEUの取組等についても言及したものとなっている。

情報源 欧州環境庁(EEA) プレスリリース 欧州環境庁(EEA)シグナル2018「水は生命」 (PDF)
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 地球環境 自然環境 水・土壌環境
キーワード 欧州環境庁 | 水問題 | シグナル | 水は生命 | 環境・気候分野 | 海洋ガバナンス | プラスチック海洋汚染問題 | オランダの洪水対策 | マルタの水不足対策
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