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 ユネスコ、新たに8ヶ所の世界ジオパークを指定

発表日:2019.04.17


  ユネスコ(国連教育科学文化機関)執行委員会は、新たに8ヶ所の世界ジオパークの指定と、既存3ヶ所の拡張を承認した。今回の指定で、世界ジオパークは41ヶ国の147ヶ所となった。ユネスコ世界ジオパークは、世界的にみて地質学的に重要な景観が指定され、保全管理、教育、持続可能な開発の観点で地域社会の参加のもとに総合的に管理される。新たに指定されたジオパークは、世界でもっとも活動が活発な火山を含むチリのクゥトラルクラ、長江の水源の一つで美しい九つの山を意味する中国の九華山、城のような地形が特徴の中国の沂蒙山、氷河期の強風で形成された砂の堆積や洞窟のあるクロアチアのヴィス群島、多数の湖と滝などがあるエクアドルのインバブーラ、人間と自然の関わりが形成した景観のノルウェーのトロール山脈、4億年前に形成されたペルーのコルカ渓谷とアンダグアの火山群、侵食による深い渓谷と鉱物資源が豊かなスペインのコウレル山地である。いずれも地質学上だけでなく、歴史的、文化的にも重要な景観である。拡張されたのは、中国の伏牛山、三清山、泰山である。

情報源 ユネスコ(国連教育科学文化機関)(UNESCO) ニュース 世界ジオパークの詳細
国・地域 国際機関
機関 ユネスコ(国連教育科学文化機関)(UNESCO)
分野 地球環境 自然環境 環境総合
キーワード ユネスコ | 中国 | スペイン | ノルウェー | チリ | ペルー | エクアドル | クロアチア | 世界ジオパーク | 地質学
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