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 世界気象機関、2020年2月まで65%の確率でエンソ中立状態が続くと予測

発表日:2019.11.29


  世界気象機関(WMO)は、2019年12月から2020年2月までの期間は、65%の確率でエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない状態のエンソ(ENSO)中立となるとの予測を発表した。エルニーニョ現象とラニーニャ現象の発生確率は、それぞれ30%、5%である。2019年7月以降、エンソ中立の水準にあった太平洋熱帯域の海面水温は、10月から11月初旬にかけてエルニーニョ現象発生近くまで上昇したが、風パターン等大気の状態に関する諸指数は中立であったため、季節的変動内とされた。海面水温は今後平年水準の近傍に戻り、2020年前半を通じてエンソ中立の状態で推移すると予測される。2020年3月から5月の期間の発生確率は、エンソ中立状態は60%、エルニーニョ現象は25%、ラニーニャ現象は15%である。WMOは、2019年11月25日に全球季節別気候の最新情報を発表し、エルニーニョ現象について同様の見通しを示した。各国気象当局は、長期予報の不安定性を考慮し注意深く監視を継続する。

情報源 世界気象機関(WMO) ニュース エルニーニョ現象・ラニーニャ現象の最新情報 全球季節別気候の最新情報
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境 大気環境
キーワード 世界気象機関 | 監視 | エルニーニョ現象 | 海面水温 | ラニーニャ現象 | 太平洋熱帯域 | エンソ中立 | 大気の状態 | 全球季節別気候
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