アメリカ環境保護庁(EPA)は2018年版有害化学物質排出目録(TRI)分析報告書を発表した。TRI掲載の有害化学物質を取扱う企業と政府施設は、毎年、管理と放出の状況を報告する。2018年の実績を報告したのは2万2000施設で、製造業からの環境への放出量は、景況に基づく予測を下回った。TRI化学物質の放出防止・削減のための新規取組が3120件実施された。再利用率も上昇を続けている。報告書は、毎年、特定の産業部門をとりあげて事業所の地理的分布を含め詳述しているが、2018年版では、製造業、化学品製造業、航空宇宙産業、金属鉱山、電気事業、有害廃棄物処理業、政府施設にページを割いた。有害廃棄物処理業を取り上げるのは初めてである。また、EPAの10ヶ所の地域事務所ごとに、所轄範囲、人口、放出量の多い産業と化学物質、報告施設数、放出量の推移等地域的な特徴を示した。また、鉱山業の生産過程におけるTRI化学物質の使用・管理・放出機会を説明する対話型ツールを発表した。他の産業についても順次作成される。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) ニュースリリース 2018年版有害化学物質排出目録(TRI)分析報告書要約 対話型ツール |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 環境総合 |
キーワード | アメリカ環境保護庁 | 製造業 | 有害化学物質 | 電気事業 | 有害廃棄物処理業 | 化学品製造業 | 航空宇宙産業 | 金属鉱山 | 政府施設 |
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