ドイツ連邦環境省(BMU)は、ヨーロッパで初めてデジタル化と環境保護を結び付けた戦略である環境政策・デジタルアジェンダを公表した。環境を損なわないデジタル化を進めつつ、デジタル化を環境保護に活かすことが目指されている。このアジェンダは環境省とヴッパータール研究所を含む約200人の専門家と共に開発され70以上の具体的対策が盛り込まれている。スマートフォンやタブレットに関しては長寿命化が目指され、製造業者が製品の耐用年数を表示する義務にも着手する。透明性を高め環境に配慮したオンラインショッピングを促進する提案も行われている。迅速に実施可能な方法として、オンライン小売業者が環境保護基準を検索に組み込む自主取組が想定される。ストリーミングに関しては、ストリーミングサービスプロバイダーの自主取組として、100%グリーン電力でデータ処理センターを運用し廃熱を適切に利用することや、自動再生は標準仕様では解除することが提案されている。ドイツはEUにおいてもこのアジェンダを推進していくとしている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | EU | ドイツ連邦環境省 | ヴッパータール研究所 | 環境保護 | 環境政策・デジタルアジェンダ | 環境保護基準 | ストリーミング |
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