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 欧州委員会、2021~2027年のEU予算案で環境保護と気候行動のための予算を60%増額

発表日:2018.06.01


  欧州委員会は、2021~2027年のEU予算案において、環境保護と気候行動に対する財政支援を行う「LIFEプログラム」の予算を、現行の2014~2020年予算(35億ユーロ)から約60%増額し、54億5000万ユーロとした。この次期予算におけるLIFEプログラムの主眼は、1)クリーンエネルギー分野の重点化、2)自然や生物多様性を保護する取組の強化、3)循環型経済への移行や気候変動の緩和、大気質・水質改善に対する支援の継続、等である。同委員会のヴェッラ委員(環境・海事・漁業担当)は、「予算が増えれば、欧州委員会の優先課題である環境保護や、クリーンで省エネかつ低炭素型の経済及び気候回復力のある経済への移行に効果的に役立つようLIFEプログラムを拡充できる」と語っている。また予算案では、パリ協定の実施や持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、地域開発やエネルギー、運輸、研究開発、農業など、EUのあらゆる主要施策に盛り込まれる気候行動を予算全体の25%以上とした。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 地球環境 環境総合
キーワード 欧州委員会 | EU | 環境保護 | SDGs | 気候行動 | パリ協定 | LIFEプログラム | クリーンエネルギー分野
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