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 欧州環境庁、ヨーロッパの環境フットプリントが安全領域を超えたと報告

発表日:2020.04.17


  欧州環境庁(EEA)とスイス連邦環境局(FOEN)による共同報告書「欧州は地球の限界内で生活しているか?」は、欧州の長期的な持続可能性への挑戦に関する2つの重要な疑問を探っている。第1の疑問は、全人類が発展し、繁栄し続けるようにするためには欧州の「安全に活動できる領域」をどのように定義するか、第2の疑問は欧州の消費量、すなわち環境フットプリントが現在推定されている「安全に活動できる領域」よりも小さいのか、大きいのかということである。同報告書は、欧州の活動領域をグローバルな領域で配分するためには様々な方法があることを認めており、これらの異なる配分原則に基づき、「人類が安全に活動できる領域」における欧州のシェアの最小値を 2.7%、中央値を 7.3%、最大値を 21%とした。現在、欧州は窒素循環で3.3倍、リンの循環で2.0倍、土地システムの変更で1.8倍、安全に活動できる領域を超えているが、淡水の利用に関しては安全領域内に収まっている。

情報源 欧州環境庁ニュース
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 欧州環境庁 | 持続可能性 | スイス連邦環境局 | 環境フットプリント | 欧州は地球の限界内で生活しているか | 安全に活動できる領域 | 人類が安全に活動できる領域 | 安全領域
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