国連環境計画、気候変動の脅威にさらされる水中環境はサンゴ礁の回復力が鍵と報告

発表日:2020.05.05

国連環境計画(UNEP)によれば、2020年3月にオーストラリアのグレートバリアリーフでサンゴの大規模な白化現象が起きたが、これは過去5年間で3回目の発生であった。また、2020年は東アフリカでも広範囲な白化現象が報告された。サンゴ礁の回復力を高めるためには、気候変動やその他のストレス要因に対するサンゴ礁の脆弱性を減らす必要がある。UNEPが2017年に発行した報告書「サンゴの白化現象の将来」によれば、2043年頃には世界のサンゴ礁の99%で深刻な白化現象が毎年起きるようになると予測した。白化は、サンゴが水温の上昇や汚染などのストレスを受けることで、褐虫藻と呼ばれる共生藻類が排出されることで起きる。サンゴ礁は全海洋生物の4分の1、すなわち100万種にも及ぶ生物を支えており、5億以上の人々に食料と生活の糧を提供している他、波から海岸線を守り、人命や財産の損失を防いでいる。サンゴ礁は回復力のある生態系であり、ストレス要因が減少した場合は回復することが観察されている。

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