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 ドイツ連邦環境庁、バイオ廃棄物の有効利用のためのキャンペーンを開始

発表日:2020.05.11


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、バイオ廃棄物の分別回収の改善を目指した全国キャンペーンを実施している。ドイツでは、毎年約500万トンの台所ごみと庭のごみがバイオ用ごみ箱を使って回収されているが、まだ300万トン以上のバイオ廃棄物が焼却処分用のごみ箱に捨てられており、貴重な原材料がリサイクルされないまま処分されている。バイオ廃棄物を発酵させることで再生エネルギー源であるバイオガスが製造でき、発電や熱利用、燃料として使われている。発酵後の残渣や別途回収された生ごみは、堆肥に加工されて畑や市民農園の肥料として使われており、これらは化学肥料や環境に悪影響を与える泥炭肥料の代わりとなっている。同キャンペーンは、一般家庭での分別回収を改善するために、廃棄物処理に関するアドバイスを自治体が行うことを支援するもので、同庁の他、連邦環境省、多数の自然保護・業界団体、市、郡などが同キャンペーンを支援している。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA)ニュース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード 廃棄物処理 | リサイクル | バイオガス | ドイツ連邦環境庁 | 分別回収 | 化学肥料 | バイオ廃棄物 | 再生エネルギー源 | 泥炭肥料
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