欧州化学物質庁(ECHA)は、業界団体と80社以上の企業を対象とした有害化学物質の代替に関する「化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則(REACH)」の影響の調査結果と、代替品に置き換えるための同庁による支援活動をまとめた2つの報告書を公開した。有害化学物質の代替の多くは制限と認可がきっかけになっており、制限が有害化学物質をより安全な代替品に置き換える主な理由であると回答した事業者の比率は約19%であった。次に重要なきっかけとなったのは候補リストや認可リストへの物質の追加であり、認可が主たる理由との回答が15%であった。また規制とは別に、顧客からの要求、公共イメージの向上、コーポレート・サステナビリティの採用により、有害物質からの脱却が進んだ事例もあった。企業が有害化学物質の代替に伴う様々な障壁を同庁がどのように支援し克服させてきたか、また、今後どのように支援していくかについても報告書でまとめている。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA)ニュース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 環境総合 |
キーワード | 化学物質 | 有害物質 | 欧州化学物質庁 | 有害化学物質 | REACH規則 | 候補リスト | コーポレート・サステナビリティ | 認可リスト | 公共イメージ |
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