アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2019年5月からの1年間における米国沿岸のNOAA潮位計98地点での高潮による洪水の状況、2020年5月からの1年間の発生予測、および今後数十年の予測を示した報告書を公開した。高潮による洪水は海面上昇により増加傾向にあり、満潮の平均潮位より50~60cm高くなると発生する。米国南東部では2019年は2000年に比べて高潮による洪水の日数が3倍に増加した他、メキシコ湾の西側に位置するテキサス州では増加率が高く5倍以上増えている。2020年5月からの1年間の予測では、高潮による洪水の頻度は加速し、米国の沿岸地域では平均2~6日の洪水が発生し、アメリカ北東部とメキシコ湾の西側では、さらに発生日数が多くなると予測される。2030年までの長期予測では、高潮による洪水が年間7~15日発生し、2050年までには、25~75日に増加すると予測されている。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA)メディアリリース NOAA報告書「米国の高潮による洪水、2019年の発生状況と2020年の予測」 |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 海面上昇 | アメリカ海洋大気庁 | 洪水 | メキシコ湾 | テキサス州 | 高潮 | 米国沿岸 | NOAA潮位計 | アメリカ北東部 |
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