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 国際再生可能エネルギー機関、グリーン水素の規模拡大に向けた報告書を公開

発表日:2021.01.20


  国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、再生可能エネルギーを利用して製造された「グリーン水素」の導入に必要な政策、およびエネルギー転換の鍵となるグリーン水素産業の立ち上げ方と、コスト削減や電気分解プロセスの規模拡大についてまとめた報告書を公開した。グリーン水素政策の主要な柱は、国家的な水素戦略の構築、利用用途の優先順位の設定、ライフサイクル全体で炭素排出量を確認できるようにするための原産地保証、などから成る。現在のグリーン水素は、化石燃料を使用して二酸化炭素回収・貯留(CCS)と組み合わせて製造される「ブルー水素」の2~3倍のコストが掛かる。世界中の国々が経済的にグリーン水素を利用できるようにするには製造コストを大幅に削減しなければならない。グリーン水素のコストは、再生可能エネルギーのコスト低下と電気分解技術の向上・生産規模の拡大により、2030年までにはブルー水素と競争できるようになる可能性がある。

情報源 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)ニュース Green hydrogen: A guide to policy making Green hydrogen cost reduction
国・地域 国際機関
機関 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 化石燃料 | 国際再生可能エネルギー機関 | 炭素排出量 | エネルギー転換 | 二酸化炭素回収・貯留 | グリーン水素 | ブルー水素 | 電気分解プロセス | 電気分解技術
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