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 イギリス、家庭用ボイラーの付け替えでCO2削減、ボイラー業界の雇用維持

発表日:2010.01.05


  イギリスのブラウン首相とミリバンド気候変動大臣は、エネルギー効率の悪い家庭用ボイラーの付け替えを促進し、CO2排出量の削減や燃料代の節約、ボイラー業界の雇用維持を目指す「ボイラースクラップ制度」の開始を発表した。エネルギー効率の最も低いGランクのボイラーを利用している家庭は、省エネトラストを通じて、最高の効率のAランクのボイラーや、ヒートポンプ、バイオマスボイラー等の購入に利用できる割引券(400ポンド相当)を申請することができる。なお、ボイラーの購入・設置費用は2500ポンドほど。この制度により、Gランクのボイラー12万5000台を付け替え、CO2排出量を年間14万トン削減することができるという(自動車4万5000台分のCO2排出量に相当)。また、各家庭はエネルギー代を年間200~235ポンド節約できる見込み。さらに、ボイラーの製造や販売、据え付けに携わっている中小企業の雇用を守るのに役立つと期待されている。

情報源 イギリス エネルギー・気候変動省(DECC) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス エネルギー・気候変動省(DECC)
分野 地球環境
キーワード ヒートポンプ | 省エネルギー | CO2 | 気候変動 | バイオマス | ボイラー | エネルギー効率 | イギリス エネルギー・気候変動省
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