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 欧州委員会、「カーボンファーミング」の取り組みを開始

発表日:2021.04.27


  欧州委員会(EC)は、EUにおける「カーボンファーミング」の立ち上げと実施方法に関する2年間の研究の最終報告書を公表した。同研究では、泥炭地の回復と再湿潤、アグロフォレストリー、鉱物性土壌の土壌有機炭素(SOC)の維持・強化などの分野において、カーボンファーミングの発展における問題、課題、トレードオフ、設計オプションを検討した結果、EUの気候変動への取り組みに大きく貢献し、炭素の隔離・貯蔵のほか、生物多様性の向上や生態系の保全などの共通便益をもたらすと結論づけている。カーボンファーミングを拡大するために、地方や地域レベルでパイロット・イニシアチブを展開すべきであり、これによって、炭素除去の認証をはじめとする設計面での改善や、利害関係者の潜在的な利益に関する知識と理解の拡大が可能になる。同研究に加え、EUが資金提供したプロジェクトから得られた意見をもとに、ECは2021年末までにカーボンファーミングの取り組みを開始する予定である。

情報源 欧州委員会(EC)ニュース
国・地域 EU
機関 欧州委員会(EC)
分野 地球環境
キーワード 生物多様性 | 気候変動 | 欧州委員会 | アグロフォレストリー | 泥炭地 | 土壌有機炭素 | カーボンファーミング | 鉱物性土壌 | トレードオフ | パイロット・イニシアチブ
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