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 国連環境計画、サハラ砂漠の「緑の長城」計画におけるIOCの支援を紹介

発表日:2021.06.17


  国連環境計画(UNEP)は、国際オリンピック委員会(IOC)が、サハラ砂漠の南縁部に位置するサヘルの荒廃した土地を回復し、地域社会を支援するための新たな取り組みを開始したと紹介した。これには、IOCが西アフリカに355,000本の木を植える「オリンピックの森」に資金を提供することが含まれており、オリンピックの森は、アフリカ全土の砂漠化を食い止め、乾燥した大地を森林や農地に変えるために計画された、8,000kmに及ぶアフリカの景観回復計画「緑の長城」の一部となる。緑の長城は2030年の完成を予定しており、荒廃していた1億ヘクタールの土地に植樹することで、2億5千万トンの炭素を吸収し、1千万人の新たな「緑の雇用」を創出すると推定されている。2007年にアフリカ主導で始まった緑の長城は、現在、「国連生態系再生の10年」の主要プロジェクトとなり、自然を活用した解決策が、気候変動や生態系の劣化の防止、阻止、回復にいかに役立つかを示している。

情報源 国連環境計画(UNEP)プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 自然環境
キーワード 砂漠化 | 国連環境計画 | 植樹 | 西アフリカ | サハラ砂漠 | IOC | 緑の長城 | 国際オリンピック委員会 | オリンピックの森 | 国連生態系再生の10年
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