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 国連食糧農業機関、世界の森林資源評価2010年版を公表

発表日:2010.03.29


  国連食糧農業機関(FAO)は、2010年3月25日、世界の森林資源評価2010年版(FRA)を公表した。同評価によると、世界の森林伐採はここ10年で減少してきているものの、引き続き非常に減少率が高い国も多いとの結論が出された。報告書は、森林資源のあらゆる便益のアセスメントを目指すもので、森林の現状や最近の傾向などを、面積、利用状況、価値など約90項目に渡る指標で評価している。2010年版は、参画した国や人の数だけでなく、調査範囲の観点から見ても、これまでで最も総合的な森林資源評価となった。EUの共同研究センター(JRC)が行った熱帯雨林モニタリングは、FRAに大きく貢献している。JRCでは、森林被覆面積の変化を推計するため、熱帯地域や欧州の森林の専門家らと協力している。また、これと関係して、JRCの環境・持続可能性研究所(IES)では、中央・西部アフリカ、東南アジアなどの専門家を集めてワークショップを開催した。

情報源 欧州委員会共同研究センター(JRC) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会共同研究センター(JRC)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 森林資源 | 持続可能 | JRC | 欧州委員会共同研究センター | アセスメント | 熱帯雨林 | 国連食糧農業機関 | FAO | 森林伐採 | 評価
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